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ジータの季節 パスクアの休暇を過ぎると、春もいよいよ本番。イタリア人が大好きなジータの季節がやってくる。 ジータとは、「ドライヴ、小旅行」という意味で、休日に郊外の街を訪れたり、自然散策に出かけたりすることをいう。寒い冬の間ずっと待ちこがれていたジータの季節が始まる4月以降は、イタリアのどの地域でも、お天気のいい週末には家族や友人達と連れ立って郊外へ脱出する人々が続出するのが常である。行き先は、海や山、湖の周辺、あるいはボルゴと呼ばれる小さな街などさまざまだが、ジータに出かける人々の目的は一つ。「日常の喧噪を離れて、心身ともにリフレッシュする」ことにある。 大きな街でも車で30分も走ればのどかな自然の風景が見られるのは、イタリアの大きな魅力の一つである。ミラノ周辺にはコモ湖を始めとする湖水地帯があり、フィレンツェ郊外にはトスカーナの丘陵地帯が広がっている。同様に、ローマの人々にとっては、カステッリ・ロマーニといわれる湖を囲む丘陵地帯が格好のジータ・スポットとなっている。 フラスカーティに代表されるカステッリ地方は、美味しい白ワインの産地としても知られている。ぽかぽかとした陽射しが差し込む青空の下、冷たい白ワインを片手に特産のポルケッタやサラミをつまみながら、にぎやかにおしゃべりに興じるのが、ローマ人的ジータの楽しみ方でもある。今回は、「私もそんなジータ気分を味わってみたい!」という方のために、車がなくてもローマから簡単に日帰りで往復できるカステッリのスポットを2つご紹介しよう。 まずは、名物の子豚の丸焼き「ポルケッタ」で有名なアリッチャ(Ariccia http://www.ariccia.comnet.roma.it)。名門貴族キジ家の別荘が残る旧市街には、フラスケッタと呼ばれる居酒屋が軒を連ねている。かつては、ワインの量り売りを専門にしていたこれらの店では、特産の白ワインと名物のポルケッタ、そして絶品のチーズやサラミなどのつまみ類が格安で味わえるのが特徴。バラエティもボリュームもたっぷりのアンティパストだけで満腹になること間違いなし。予算は白ワインを入れても一人15ユーロ程度で済む。 もう一つのおすすめは、歴代ローマ法王の別荘があるカステル・ガンドルフォ(Castel Gandolfo www.comune.castelgandolfo.rm.it/)。カステッリの湖の一つ、アルバーノ湖を見下ろす風光明媚な街である。毎年の夏、この地へ避暑のために滞在するローマ法王の居城のほか、小さな旧市街の中心にある聖トンマーソ教会は、ベルニーニの建築として有名である。旧市街はとても小さくあっという間に1周してしまうが、ここでは街はずれの各所にある展望台から、眼下に広がるアルバーノ湖と周囲のカステッリの緑の丘のパノラマも楽しめる。土地のレストランは眺めのいいテラス席を備えている店もあるので、豊かな自然の風景を眺めつつ、カステッリの特産物を味わうことができる。 これからバカンスが始まる夏にかけて、ローマを訪れる機会があれば、旧市街とは全く異なる郊外の自然を堪能してみるのも一興だ。

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